大入ぶどう畑「芽かき」~未来の姿を想像しながら~

2018.05.17

夏のように暑い日が続きましたが、今日は朝からどんより、
じめじめ、時折パラパラとあたる雨。
(※雨があたるって方言ですよね、県外出身の私が気に入っている方言のひとつです。)

 

今日はヴィニュロンたちにとって、月に1度の大切な日。
朝のミーティングは、みんな背筋がピンとして、まなざしがキリっとして、
空気がピリッとして、いつにも増して真剣。
※フランス語でぶどうを栽培して、ワインを造る人

 

 

「ぶどう苗木の自社生産元年」そして、
「皆様にいっそう愛されるワインづくりを目指して」
昨年からご指導いただいている先生をお迎えして、
今日は「芽かき」を伝授していただきます。

 

「芽かき」は、ぶどうが必要以上に過剰に実りすぎないように、
混みあっている不要な枝を取り除く作業です。
ぶどうの質と量が決まっていく大切な工程。

 

 

「私はちょうど昨年の今日、初めてサンクゼールに来ました。
その時はシャルドネの葉が4枚展葉(てんよう/葉が開くこと)していました。
芽かきをするにはまだ早い時期でしたが、今年は6枚展葉しています。
去年よりも早い生育で、もう芽かきもできます。
去年の同じ日にどうだったのか。誰でもわかるように記録を残しなさい。」

 

 

「芽がやがて伸びて、葉が大きくなった未来の姿を想像しながら枝を取り除いてやれば良いのです。」

「今、良いつぼみがついています。実はもう昨年の内に今年実るぶどうの房の大きさと粒の数は芽の中で決まっています。これを良いぶどうに実らせるのかどうかは、あなたたち次第。これからの管理と努力にかかっています。そして同時に来年実るぶどうをもう芽の中に作り始めています。」

 

 

先生は穏やかに丁寧に指導してくださいましたが、
言葉ひとつひとつにとても重みと意味を感じました。

 

去年の今日はどうだったか、今と比べてどうか、
そして未来は今からもう作られている・・・
まるで私自身が問いかけられているよう。

 

 

ポイントを教わり、早速1列ずつ芽かきを進めていきます。
「こんなに取っちゃって良いのかな・・・」「未来の姿・・・」
と恐る恐る作業を進め、慎重に作業を進めていく繊細なヴィニュロンたち。

 

私も少し挑戦。片手でぽきっと簡単に取り除くことができました。
でも今まで頑張って紡いできた息吹を
絶やしてしまったことにちょっぴり罪悪感。
ごめんよ。。。

 

 

芽かきをしてもらい、すっかり、すっきりしたぶどうの樹。つい笑顔に。
だってまるで1列に並んでフラダンスを踊っているみたいでしょ。

 

次回は開花の頃。6月上旬になりそうです。

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