6月8日金曜日 大入ぶどう畑
「ぶどうの花が咲いたよ。」
栽培担当が嬉しそうに声をかけてくださったので、急遽見に行くことに。
普段、ここに一般のお客様が来られることはあまりないのですが、きちんと草を刈ってきれいに管理されています。細やかな心遣いを感じ、ワクワクが高まります。
(この日も草刈り。暑さの中、精が出ます)
市街地は30℃を超える暑さ、ここは標高650m程あり30℃には達していないはずですが、照りつけるお日さまパワーでじわじわと汗がにじんできます。
大入ぶどう園では、シャルドネが一番最初に開花します。カベルネソーヴィニヨンなどはもう少し時間がかかるそうです。
入社15年以上、大きい声で言えませんが実は初めてぶどうの花をじっくり見ました。近くまで寄って、目を凝らして見ないと分からないくらい小さな小さなぶどうの花、花びらがないなんて知らなかった。
小さな5本のおしべが中心から放射状に広がる様子はまるでぶどうの小さな妖精が手足を大の字に広げているようで、何だかとても愛おしい。
今まで気づいてあげられなくてごめんね。
こんな小さな花ですが花言葉があるんですね。
ぶどうがワインの原料であることから、「陶酔」「酔いと狂気」。こんなに可憐で小さい存在なのに・・・と、ちょっとショックを受けました。
でも同時に、人間との関わりが深い果実(食料)であることや、ワインは聖書でキリストの一部と象徴されていることから「神の恵み」として、「親切」「慈善」「人間愛」という穏やかなことも書いてありました。
たくさんの恵みを受けて、元気で豊かな実りになりますように。