サンクゼールの創業のきっかけは、斑尾高原のペンションで朝食に出されていた創業者良三さんの奥様、まゆみさんの手作りジャムでした。近所の農家さんから手に入れた新鮮な果物を少しのお砂糖で煮詰めた、素材の味わいを活かした、家族やペンションのお客様のために作られた優しいジャム。
当時のジャムのように「長野県産」「生果実」「ペクチン不使用」で製造し、季節限定、数量限定で製造し、販売しているジャムが今でもあります。先日はあんず収穫へ行ってきました。>>①収穫編
そのまま食べておいしかったあんず、今日はいよいよジャムづくりです。
熱気あふれる工場で私たちを出迎えてくれたのは、涼しげに流水に浸かっているあんずたち。出番を静かに待っているのでしょうか。
ジャム製造メンバーが総出であんずひとつひとつを手に取り、丁寧に種ときずを取り除きます。普段はそれぞれの持ち場にいるメンバーが一堂に会して作業するのはこの時だけ。全員集中!!
まずは手前のメンバーがナイフで実を半割し、奥のメンバーが種をくりぬきます。さらに隣のテーブルできずなどを除去します。
砂糖をまぶしてから釜へ投入、撹拌(かくはん)しながら煮ていきます。水は入れないのに砂糖にまみれたあんずからだんだん水分が。
爽やかな甘酸っぱいあんずの香りが、次第に湯気と共にあま~い豊かな香りへと変わっていきます。
でき立てをひとさじいただきました。あんずをほおばった時の爽やかな甘酸っぱさにコクのある甘みがプラス。うわ~おいし~♪おいしいあんずがさらにおいしくなりました。これは普通にジャムとしてパンやヨーグルトに・・・だけではなく、温めてお肉などのソースや煮込み料理にも使えそうと容易に想像できます。
初夏の信州の旬をぜひご堪能ください。数量限定ですよ!